ドレミの読み方は?楽譜が読めるようになるコツとおすすめの練習ツール

楽譜に並ぶ音符を見て「これがどの音かすぐにわかればいいのに」と思ったことはありませんか。ドレミの読み方の基本をマスターすると、楽譜に書かれた記号がピアノの鍵盤の位置と頭の中でガッチリ結びつくようになります。初心者の方でも、コツを掴めばスラスラと読めるようになるための第一歩を詳しく解説します。

目次

ドレミの読み方が分かると楽譜と鍵盤がつながって見える

楽譜を読むことは、音楽という新しい言葉を覚えることに似ています。ドレミという名前が、五線譜のどの位置に対応し、それが鍵盤のどこにあるのかを知ることで、迷わずに音を奏でることができるようになります。ここでは、基本的なルールと位置関係を整理していきましょう。

ドレミは音の高さを順番で表す名前

私たちが普段使っている「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」という呼び方は、実はイタリア語です。これは階段のように低い音から高い音へと順番に並んでおり、このセットが繰り返されることで音楽が構成されています。

楽譜上では、五線譜という5本の線の上に丸い音符を置くことで、その高さを示します。線の上にあるのか、線と線の間にあるのかによって、音が1つずつ上がったり下がったりします。まずはこの「順番に並んでいる」という感覚を大切にしてください。1つ上の位置に丸があれば次の音、1つ下の位置なら前の音、というように視覚的な高低差を音の名前に変換していくのが基本です。

ハ長調ならドはCの位置になる

ピアノの世界では、イタリア語のドレミだけでなく、英語の「C・D・E・F・G・A・B」という呼び方もよく使われます。ハ長調という最も基本的な調(キー)では、「ド」は英語の「C」の位置に対応します。

鍵盤を見ると、黒い鍵盤(黒鍵)が2本並んでいる場所と3本並んでいる場所があります。このうち、2本の黒鍵のすぐ左隣にある白い鍵盤が「ド(C)」です。楽譜でドを読み取ったら、即座にこの鍵盤の位置が思い浮かぶように訓練しましょう。ドレミを覚える際は、常に鍵盤上のアルファベット表記も意識しておくと、コード理論などを学ぶ際にも非常に役立ちます。

黒鍵はシャープとフラットで呼ぶ

白い鍵盤の間にある黒い鍵盤(黒鍵)には、特別な呼び方があります。ある音を半音高くすることを「シャープ(♯)」、半音低くすることを「フラット(♭)」と呼びます。

例えば、ドの右隣にある黒鍵は「ドのシャープ」ですが、同時にレの左隣でもあるため「レのフラット」とも呼ばれます。このように1つの鍵盤に2つの呼び方があるのが特徴です。楽譜にこれらの記号が出てきたときは、白い鍵盤からどちらの方向に指をずらすべきかを判断します。最初は難しく感じるかもしれませんが、鍵盤の並びを意識しながら「隣の黒いところ」とシンプルに捉えることから始めましょう。

まずは中央のドから覚えると速い

ピアノの鍵盤はたくさんありますが、基準となるのは鍵盤の真ん中あたりにある「中央のド」です。楽譜では、ト音記号の五線譜から少し下に飛び出した、一本の短い線が刺さっている音符がこれに当たります。

[Image of middle C on staff and piano keyboard]

この「中央のド」を自分のホームポジションとして決めましょう。ここを起点にして、上にいくつ進むか、下にいくつ進むかを考えるようにすると、他の音の位置も格段に覚えやすくなります。迷ったときはいつでも中央のドに戻って数え直す、という安心感を持つことが、譜読みのスピードを上げる近道です。

ドレミが身につくおすすめ学習ツール・教材

独学で音符を覚えるのは大変ですが、最近はスマートフォンやタブレットで手軽に学べるアプリが充実しています。楽しみながら反復練習ができる、定評のあるツールをご紹介します。

Yousician(ゲーム感覚で練習できる)

楽器の音を認識して、リアルタイムで演奏を採点してくれるアプリです。ゲームのような画面で、流れてくる音符に合わせて鍵盤を弾くことで、自然とドレミの位置が身につきます。

項目内容
特徴インタラクティブな指導とフィードバック。
おすすめ飽き性の方や、リズムと一緒に覚えたい方。
公式サイトYousician公式サイト

Simply Piano(初心者向けレッスンが豊富)

全くの初心者から始められるコースが充実しています。楽譜の読み方から指の使い方まで、段階を追って丁寧にガイドしてくれるため、着実にステップアップできます。

項目内容
特徴ポップスからクラシックまで幅広い楽曲で練習可能。
おすすめ自宅で一人でピアノの基礎を固めたい方。
公式サイトSimply Piano (JoyTunes)

flowkey(動画で動きが分かりやすい)

楽譜と演奏動画がセットになっており、どの指でどの音を弾くかが視覚的に非常に分かりやすいツールです。音を聴き取って待ってくれる機能もあり、自分のペースで練習できます。

項目内容
特徴高画質な手元動画と楽譜が連動。
おすすめ指使いと音符をセットで覚えたい方。
公式サイトflowkey公式サイト

musictheory.net(音符読みの練習ができる)

シンプルなフラッシュカード形式で音符を読み取る練習ができます。ト音記号だけでなく、苦手な人が多いヘ音記号のドリルも充実しています。

項目内容
特徴無駄を削ぎ落とした純粋な読み取り訓練。
おすすめ隙間時間に音符の読みだけを徹底的に鍛えたい方。
公式サイトmusictheory.net (Note Identification)

Note Rush(譜読みゲームで反復できる)

表示された音符をピアノで弾くスピードを競うゲームです。正解するとキャラクターが反応するなど、小さなお子様でも楽しみながら反復練習ができる工夫が凝らされています。

項目内容
特徴ピアノの音をマイクで拾って判別する。
おすすめ音符を見た瞬間に指が動くようにしたい方。
公式サイトNote Rush公式サイト

ヤマハ「楽譜の読み方」公式解説

大手楽器メーカーのヤマハが提供するウェブコンテンツです。図解が非常に丁寧で、音楽用語の基礎からしっかりと論理的に理解することができます。

項目内容
特徴安心感のある日本の大手メーカーによる解説。
おすすめ読み方のルールを正確に、文字と図解で学びたい方。
公式サイトヤマハ 楽譜の読み方

ドレミを間違えにくくする覚え方と練習のコツ

知識として知っていることと、実際に弾けることは別物です。楽譜を見たときに脳の処理をスムーズにするための、具体的な練習のテクニックをご紹介します。

音符は線と間をセットで覚える

音符の位置を覚えるときは、五線の「線の上」にあるのか、線と線の「間(ま)」にあるのかを意識するのがコツです。例えば、ドが「線の下」なら、レは「一番下の線の上」、ミは「一番下の線と二番目の線の間」というように交互に現れます。

この「線・間・線・間」という交互のルールを意識すると、音符が一つ飛んだときに「線から線へ飛んだから、音を1つ飛ばして読めばいいんだな」と瞬時に判断できるようになります。一つずつ数えるのではなく、この配置のパターンを視覚的に捉えるようにしましょう。

右手はドから上に数える練習をする

右手で弾くメロディの多くは、ト音記号の五線譜で表されます。まずは中央のドから上に向かって「ド・レ・ミ・ファ・ソ」と指を動かしながら声に出して読む練習をしましょう。

特に、五線譜の第2線(下から2番目の線)にある「ソ」の音を第2の基準点として覚えると便利です。ト音記号の渦巻きが始まっている場所がソだと覚えることで、高い音の読み取りがぐんと速くなります。右手は上方向への広がりを意識して、音が高くなるにつれて楽譜のどこに丸が移動するかを観察してください。

左手はドから下に数える練習をする

左手は主にヘ音記号を読みますが、ここでつまずく人が多いです。ヘ音記号はト音記号よりも低い音を表すため、中央のドから「下」に向かって「ド・シ・ラ・ソ・ファ」と数える練習が非常に有効です。

ヘ音記号の2つの点の間にある線は「ファ」の音を示しています。これを基準点として、中央のドとファの位置をしっかり覚えることから始めましょう。左手は下方向への広がりを意識し、鍵盤の低い方へ向かう感覚と楽譜の下へ向かう視線をリンクさせていきます。

かんたんな曲で読みながら弾く習慣を作る

ドリルで音符を読むだけでなく、実際に曲の中で練習することが大切です。最初は、使う音が3つか4つだけの非常に簡単な曲を選びましょう。

このとき、必ず「声に出して音名を読みながら弾く」のがポイントです。目で見て、口で言い、耳で聴き、指で弾くという多角的な刺激を与えることで、脳への定着が驚くほど早まります。完璧に弾くことよりも、楽譜の丸の位置と自分の指の動きが一致していることを確認しながら、ゆっくりと進めてみてください。

ドレミの読み方を自信に変えるまとめ

ドレミの読み方は、音楽という豊かな世界を楽しむための地図を手に入れるようなものです。最初は一つひとつ数えていた音符も、毎日少しずつ五線譜と鍵盤を眺めるうちに、自然と「あ、これはソだ」と直感的に分かるようになります。

今回ご紹介した中央のドを基準にする方法や、便利なアプリ、線と間を意識するコツなどを組み合わせて、自分に合った練習スタイルを見つけてみてください。譜読みが楽になれば、新しい曲に挑戦することがどんどん楽しくなっていきます。焦らず自分のペースで、一歩ずつドレミを自分の言葉にしていきましょう。

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この記事を書いた人

ピアノの弾き方だけでなく、音の作り方そのものに興味がある人へ向けて情報を発信しています。コード進行やメロディづくりのコツも詳しく解説します。ひとつの曲を深く味わえるようになったり、自分のフレーズが生まれやすくなったりする、そんなきっかけをお届けします。

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