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長調と短調の一覧表!調号と平行調の関係や覚え方を知る

長調と短調がごちゃっとしてしまう原因は、「調号」と「平行調」の関係が頭の中でつながっていないことが多いです。たとえば同じ調号でも、明るく感じる長調と、しっとりした短調がセットで存在します。ここが分かると、楽譜を見た瞬間にキーを判定できたり、曲の雰囲気を読み取れるようになったりして、演奏も分析も一気にラクになります。この記事では、長調12種類・短調12種類を一覧で整理しながら、五度圏を使った覚え方や、シャープ系・フラット系のスムーズな暗記法も紹介します。耳コピや作曲の土台にもなるので、今のうちに整理しておくと安心です。

目次

長調と短調の一覧を見れば「調号」と「平行調」の関係がつかめる

音楽理論を学び始めたとき、多くの人がつまずくのが「調(キー)」の多さではないでしょうか。「シャープが3つだと何調?」「短調はどうやって見分けるの?」と混乱してしまいがちですが、これらを丸暗記する必要はありません。長調と短調を一覧にして整理すると、そこには美しい規則性があり、「調号」と「平行調」という2つの鍵を使えば、驚くほど簡単に全体像をつかむことができます。

長調は12種類 短調も12種類ある

私たちが普段耳にする音楽のほとんどは、1オクターブに含まれる12個の音(ド、ド♯、レ…)のいずれかを「中心の音(主音)」として作られています。明るい響きの「長調(メジャー)」が12種類、暗く切ない響きの「短調(マイナー)」が12種類、合計で24種類の調が存在します。

「24個も覚えるのは無理!」と思うかもしれませんが、安心してください。実際には、シャープやフラットの数が増える順番には決まりがあり、使用頻度の高い調とそうでない調があります。まずは「明るいメジャー」と「暗いマイナー」の2つのチームがあり、それぞれに12人の選手がいる、というイメージを持っておくだけで十分です。

調号が同じになる平行調が必ずある

長調と短調の一覧を見ると、必ず「調号(シャープやフラットの数と位置)」が全く同じになるペアが存在することに気づきます。これを「平行調(へいこうちょう)」と呼びます。例えば、シャープもフラットもつかない「ハ長調(Cメジャー)」の平行調は、「イ短調(Aマイナー)」です。

この関係性には「短調の主音は、長調の主音から見て『3つ下の音(短3度下)』になる」という絶対的なルールがあります。「ド(C)」の3つ下は「ラ(A)」なので、CメジャーのペアはAマイナーになります。このルールを知っていれば、長調の調号さえ覚えれば、自動的に短調の調号も導き出せるようになります。つまり、覚える量は実質半分で済むのです。

五度圏に並べると近い調が分かる

24の調を円形に配置した図を「五度圏(ごどけん)」と呼びます。時計の文字盤のように並んでおり、時計回りに1つ進むと「完全5度」上の調になり、調号のシャープが1つ増えます。逆に反時計回りに進むと、フラットが1つ増えます。

この図のすごいところは、隣り合っている調同士は「構成音が非常に似ている(共通音が多い)」ということです。これを「近親調(きんしんちょう)」と呼びます。例えば、Cメジャー(12時)の両隣であるGメジャー(1時)とFメジャー(11時)は、Cメジャーと非常に仲が良く、曲の中でスムーズに転調しやすい関係にあります。一覧を円として捉えることで、調同士の距離感が見えてきます。

シャープ系とフラット系で覚えやすくなる

調号の増え方には決まった順序があります。これを呪文のように覚えておくと、楽譜を見た瞬間にキーが判別できるようになります。

  • シャープが増える順序: ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ
  • フラットが増える順序: シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ

面白いことに、この2つは逆から読んだ関係になっています。シャープ系(♯)の調は、明るく力強い響きのものが多く、フラット系(♭)の調は、柔らかく落ち着いた響きのものが多いと言われることもあります。一覧表を見る際は、この「増えていく順序」を指で追いながら確認すると、頭に入りやすくなります。

長調・短調の一覧が頭に入るおすすめ学習ツール6選

調の関係性は、頭の中だけで考えようとすると混乱します。視覚的に確認できるアプリやサイト、感覚を養うためのアイテム、そして体系的に学べる書籍を活用するのが近道です。ここでは、初心者の方でも使いやすく、理解が深まるツールを厳選しました。

五度圏が見やすい「Circle of Fifths」アプリ

スマホでいつでも五度圏を確認できるアプリです。円形の図をタップすると、その調の構成音(スケール)や、使える和音(ダイアトニックコード)が瞬時に表示されます。名前はいくつかありますが、「Circle of Fifths」で検索して出てくる評価の高い無料アプリであれば、どれも基本機能は充実しています。移動中の隙間時間に眺めるだけでも、調の配置が画像として記憶に残りやすくなります。

項目詳細
アプリ名五度圏 – Circle of Fifths Guide 等
特徴タップ操作で音やコードを確認可能、視覚的に分かりやすい
入手方法App Store / Google Playで「五度圏」と検索

ブラウザで確認できる「Musicca 五度圏」サイト

PCやタブレットのブラウザで学ぶなら、音楽学習サイト「Musicca(ムジカ)」が非常に優秀です。五度圏の図がインタラクティブになっており、クリックするだけでその調の和音を再生してくれます。登録不要ですぐに使え、日本語にも対応しています。五度圏の図をPDFでダウンロードすることもできるため、印刷して壁に貼っておくのもおすすめです。

項目詳細
サイト名Musicca(ムジカ)
機能インタラクティブ五度圏、音声再生、PDFダウンロード
公式サイトMusicca 五度圏ページ

スケール練習に使える「全調スケール一覧」ページ

「頭では分かったけれど、指が動かない」という場合は、全調のスケール(音階)練習が必要です。Musiccaのサイト内には、すべての長調・短調の音階を楽譜と鍵盤図で確認できるページがあります。シャープやフラットがどの音につくのかを、実際の鍵盤の位置で確認しながら練習できます。

項目詳細
ページ名Musicca 音階(スケール)
特徴全ての調の音階を五線譜と鍵盤図で表示
公式サイトMusicca 音階一覧ページ

調の感覚が育つ「チューナーメトロノーム」

調の感覚(トーナリティ)を身につけるには、正しい音程でスケール練習をすることが不可欠です。ヤマハのTDM-710は、チューナーとメトロノームが同時に使える定番アイテムです。純正律の長3度・短3度の目印がついているため、和音の響きを確認しながら、調ごとの微妙な音程感を養うのに役立ちます。

項目詳細
商品名ヤマハ チューナーメトロノーム TDM-710
特徴純正長三度・短三度マーク付き、サウンドバック機能
公式サイトYAMAHA TDM-710 製品ページ

理論の理解が深まる「楽典」入門書

ネットの情報だけでなく、体系的に基礎から学びたい方には、新星出版社の「いちばん親切な楽典入門」がおすすめです。五度圏や調の関係だけでなく、音程や和音についても、初心者に向けて非常に噛み砕いて解説されています。CD付きで音を確認しながら学べるため、独学でも挫折しにくい良書です。

項目詳細
書籍名いちばん親切な楽典入門 CD付
出版社新星出版社
特徴フルカラー解説、CD連動、初心者向け
公式サイト新星出版社 書籍紹介ページ

調性のイメージがつかめる解説書

「長調は楽しい、短調は悲しい」という単純なイメージを超えて、それぞれの調が持つキャラクター(性格)を深く知りたいなら、作曲家・吉松隆氏の著書が面白いです。クラシックの名曲を例に挙げながら、なぜその曲がその調で書かれたのかを読み解いていきます。読み物として楽しみながら、調性への興味がぐっと深まります。

項目詳細
書籍名吉松隆の調性で読み解くクラシック
出版社ヤマハミュージックエンタテインメントHD
特徴作曲家視点でのユニークな調性解説、文庫サイズ
公式サイトヤマハ 出版商品ページ

一覧の使い方で差がつく 長調と短調を理解するポイント

一覧表や五度圏は、単に眺めるだけでなく、実際の演奏や楽曲分析に使うことで真価を発揮します。「この曲はどのキー?」と迷ったときや、耳コピで行き詰まったときに、一覧表を地図のように使うためのポイントを紹介します。

調号からキーを判定する手順

楽譜の最初にある調号(♯や♭)の数を見るだけで、瞬時にキーを判定する方法があります。

  • シャープの場合: 一番右にあるシャープの音の「半音上」が長調の主音(ド)です。例えば、シャープが2つ(ファ・ド)なら、最後の「ド♯」の半音上である「レ(D)」が主音となり、Dメジャー(ニ長調)です。
  • フラットの場合: 右から「2番目」のフラットが、そのまま長調の主音になります。例えば、フラットが3つ(シ・ミ・ラ)なら、2番目の「ミ♭(E♭)」が主音で、E♭メジャー(変ホ長調)です(※フラット1つのFメジャーだけは暗記が必要です)。

短調の場合は、ここで判明した長調の主音から「短3度(半音3つ分)下」の音を探せばOKです。

近親調を見つけて曲を分析する

ポップスでもクラシックでも、曲の途中で転調することはよくあります。しかし、いきなり無関係な遠い調に飛ぶことは稀です。多くの場合、五度圏で隣り合う「属調(右隣)」、「下属調(左隣)」、あるいはそれぞれの「平行調」へ移動します。

今弾いている曲のキーを五度圏で指差し、その左右と上下にある調を確認してみてください。サビやCメロで雰囲気が変わったとき、そのブロックは十中八九、近親調のどれかに転調しています。これを知っていると、次にくるコードやメロディが予測しやすくなります。

転調の流れを五度圏で追う

最近のJ-POPやアニソンでは、曲の最後で半音上がって盛り上がる(+1の転調)ケースも多いですが、複雑な転調をする曲も増えています。そんな時、五度圏上で「今どこにいて、どこへ飛んだのか」を指で追ってみましょう。

例えば、CメジャーからEメジャーへ転調した場合、五度圏では時計の12時から4時へ、一気に4時間分もジャンプしたことになります。このように距離が離れている転調は、聴き手に「ハッとするような劇的な変化」や「異世界感」を与えます。距離が近いとスムーズ、遠いとドラマチック。この感覚を一覧表で視覚的に捉えることができます。

よく出る調から優先して覚える

24種類すべてを均等に練習する必要はありません。まずは、ピアノやギターなどの楽器で弾きやすく、ポピュラー音楽で頻出する調から優先して覚えましょう。

  • 最優先: ハ長調(C)、ト長調(G)、へ長調(F)
  • 次に重要: ニ長調(D)、変ロ長調(B♭)、イ長調(A)、変ホ長調(E♭)

これらは調号が0〜3個までの調です。これらをマスターするだけで、世の中の楽曲の7〜8割はカバーできると言っても過言ではありません。シャープやフラットが5個も6個もつく調は、必要になった時にその都度確認すれば大丈夫です。

長調と短調の一覧を味方にすると演奏も耳コピも進めやすい

長調と短調の一覧や五度圏は、音楽という広大な海を航海するための「地図」です。地図がなければ迷子になりますが、手元にあれば「今はここにいる」「次はあそこへ向かう」と自信を持って演奏できます。最初は記号の羅列に見えるかもしれませんが、法則性が分かればこれほど便利なツールはありません。一覧表をいつでも見られる場所に置き、日々の音楽ライフの頼れる相棒にしてください。

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